- 顔が見える花業界に
同じ品種でも、生産者の数だけ花姿が違う。
咲き方、大きさ、色づき方、表情、花持ちなどそれぞれの特色が出てくる。何を美しいと思うかは、人それぞれ好みがあるはず。
だからこそ、食だけでなく、花もあの人の花がいいと選ばれるようにしていきたい。品種での違い、生産者での違いを味わうということも、花を楽しむ醍醐味であると思う。
- 花のある暮らしをスタンダードに
花は今ある生活を豊かにするだけでなく、苦しいことを一瞬でも忘れさせたり、心を穏やかにしてくれたりもする。花を贈ったり、飾ったりすることで人々を応援することができる。
記念日にもらった花、大切な時に贈った花、花をみることで思い出がよみがえる。
じっくりながめ、手をかけ、蕾だったものが咲いていく姿も愛おしく感じられる。変化のない日常のなかに、時間の流れを感じることができる。
この魅力が多くの人に伝わり、日々の生活に寄り添える存在でありたい。
- 世代を超えて選ばれ続けるバラを作る
人は、いつ花の魅力に気づくかわからない。日々の暮らしの中なのか、大切な人を思い自分の気持ちを伝えるときなのか。
花を飾るだけで、その場の空気感は一変する。世代や時代が変わり、トレンドや好みが変わっていったとしても選ばれ続け、人々の喜びを増やしていけるバラを作り続けたい。